発見されている生物約 180万種/約870万種
現在、全世界で分類・記載されている生物の種数(20%)と、毎年追加される新種の数は以下の通りです:
◆ 現在分類されている生物の種数(記載済種)
分類 | 推定種数(記載済) |
---|---|
全生物合計 | 約 180万種(=1,800,000 species) |
動物(Animalia) | 約 135万種(そのうち昆虫が100万種以上) |
植物(Plantae) | 約 39万種 |
菌類(Fungi) | 約 15万種 |
原生生物・藻類など | 約 7万種 |
細菌・古細菌・ウイルス | 数千〜数万種(命名規約や技術により正確な数は未確定) |
◆ 毎年発見・記載される新種数
- 年間 約15,000〜20,000種の新種が国際学術誌で正式に記載されています(特に昆虫・微生物が多い)。
- 2020年代でもこのペースは維持されており、特にアマゾン・東南アジア・深海・微生物圏での新発見が中心です。
◆ 実際に存在すると推定される種数(未発見含む)
項目 | 推定種数 |
---|---|
地球上に存在する生物全体(既知+未知) | 約870万種(UNEP、2011年推定) |
昆虫などの節足動物に偏って多数が未発見 | |
微生物(バクテリア・ウイルス)を含めると? | 1兆種以上の可能性(特に微生物圏) |
◆ 補足:なぜ分類が追いつかないのか?
- アクセス困難な場所が多い(深海、熱帯雨林、地下)
- 微生物の培養が難しいため命名できない
- 専門家の人材不足と論文発表の制約
- 絶滅速度>発見速度の領域もある
◆ まとめ
現在分類されているのは約180万種。毎年1.5〜2万種の新種が追加されており、実際の地球上の種数はその数倍〜数百倍にのぼる可能性がある。