プランクスケールの空間はメラメラもえる焚き火のようなものではないか

「空間の微分した最小単位」を「焚き火のようなもの」ではないか
1. 空間の微分最小単位とは?
この感覚が数学的・物理的な意味での「最小スケール」を指しているとすれば、それはおそらくプランク長(≈1.6×10−35m)である可能性が高い。このスケールでは、連続的な空間は意味を持たず、量子的・離散的な「空間の粒子」または「イベント」しか存在しない可能性があるとされます。
この空間はゼロ場、またはゼロ場からの始まりの瞬間と言えるかもしれない。
ゼロ場の定義
\[{ {Z} = \left\{ \begin{aligned} &m = 0,\; p = 0,\; s = 0 &\text{(質量・ベクトル・スピンゼロ)} \\ &S = 0 &\text{(エントロピーゼロ)} \\ &g_{\mu\nu} = 0 \;\text{または degenerate} &\text{(因果構造未定義)} \\ &\omega = 0,\; \phi(x) = \text{const} &\text{(無振動・定相)} \\ &\text{完全対称性:ゲージ未破れ} & \\ &\text{点間のトポロジー未定義} & \end{aligned} \right\} }\]2. 「音もなく、光もなく、熱もない」
これはエネルギー的に「ゼロ」とされがちな真空や、極端に静止した状態を連想させます。
しかし、量子論的には「完全な無」は存在しません。たとえば:
- 真空揺らぎ(vacuum fluctuation):空っぽに見える空間でも仮想粒子が常に生成と消滅を繰り返している。
- カシミール効果:空間自体がエネルギーを持っていることの証左です。
「無」ではない「何か」があるというのが現代物理の立場です。
3. 「メラメラと燃えている焚き火のようなもの」
火とは:
- 絶え間ない変化
- 形を定めないエネルギーの現れ
- 外的に見えながら本質的に内発的
という特徴を持ちます。
空間の最小単位を「焚き火」に例えるなら、それは「常に揺らいでおり、形も意味も定まらないが、そこからすべてが立ち上がる源」と捉えることができます。
空間の微分した最小単位は音もなく、光もなく、熱もないが、メラメラと燃える焚き火のようである。
物理的「無」の中には、可能性・ゆらぎ・起源がありそうである。